地震と聞けば東北地方太平洋沖地震を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、地震と言えば阪神淡路大震災も忘れてはいけない大きな事件でした。この地震の被害者は死者6,434名、負傷者43,792名と非常に多く、全壊した家屋は10万棟以上に上るとされています。日本に大きな爪痕を残したとも言われるこの地震は現在でもたびたびドラマや漫画などの題材にされます。最近ドラマと映画になった「神戸在住」などは阪神淡路大震災をとりあげることで有名ですね。
「神戸在住」的考察。→
他にも「いいひと。」などが有名でしょうか。気になる方はレビューサイトなどで調べてみるといいかもしれません。ただ、草なぎ剛さんが主演したTVドラマ版には、そのへんのエピソードはなかったみたいですが。
先ほどあげた東北地方太平洋沖地震も含めてですが、とにかく日本は地震の多い国。2016年にも熊本で地震がありました。甚大な被害があったことや、復興への進捗の遅さがニュースでも取り上げられています。私も今年1月に熊本を旅行し、熊本城を見てきました。石垣が崩れ、地震から9ヶ月経っても通行止めで入れない場所だらけの熊本城の姿は、胸に迫るものがありました。
今日明日にだって巨大な地震が襲ってこないとは限りません。そんな大きな地震のために私たちが対策出来ることは何でしょうか。保存食や水の確保、防災グッズの準備、避難経路の確認。確かにこれらも重要なことです。しかし、地震が襲ってきてすぐに家が崩落してしまっては、そんな準備も無意味になってしまうかもしれません。
結局のところ何が言いたいのかといえば、最も重要なのは住宅の震災対策を強化することなのではないかと、そういうことです。ここ数十年で住宅の耐震は大きな進化を遂げており、昔の家と最新の住宅を比較すれば地震への耐性の差は一目瞭然。地震対策のしっかりされている家なら簡単に全壊するようなことはないでしょう。
ただ、地震に強い家と一口に言ってもいろいろな要素があります。たとえば耐震と免震と制震の違いはご存知でしょうか。これらには家の揺れ方の違いや、家具転倒の危険性の違いなど様々な違いがあるのです。こういった要素をきちんと確認しておかなければ地震に強い家は建てられません。何をするにもまず勉強。地震に強い家を建てるための知識をとりいれていきましょう。